宝塚市が氷河期世代を事務職の公務員として採用!
兵庫県の宝塚市で、氷河期枠として公務員を採用するようです。募集人数は3人なので倍率は100倍を超えるかもしれませんが、今までに無かった施策かと思います。
国が進める氷河期対策は、基本的に不人気業種へ税金を投入して氷河期世代を正社員として働かせるものでした。偉い人たちがいろいろと考えて計画を立てているんだと思いますが、根源的なところが抜けているから上手くいくわけ無いんですね。
それは「自分がされて嫌な事は他人にしない」のと同じ事で、「自分がやりたくない事は他人もやりたくない」という感覚です。
氷河期世代は不安定雇用が多いとしても、現代の日本、衣食住はほとんど足りているわけで、求職者はわざわざメリットの無い選択肢を取るとは思えないのです。こういった計画を立案する人たちが、例えば自分が今から職業訓練を受けて、派遣会社に就職して建設現場で働けなんて言われたら絶対に嫌でござろう。そういう感覚が欠落しているわけです。
そしてここにきてようやく、公務員採用という意味のある施策が宝塚市から出ました。3人の採用数では焼け石に水ですが、全国の自治体にこの取組みが広がれば氷河期問題は大きく変わってゆくのではないでしょうか。
どれだけの氷河期世代を公務員にすれば変わるのか、、それは
「全国で2万人」
であると考えます。そして、2万人の募集が出るタイミングが、私の本気を出す時でもあるのです。